地域別最低賃金について全ての都道府県で答申がなされたと令和5年8月18日に厚生労働省から発表がありました。
7月28日に発表された目安では39円〜41円の引き上げで全国加重平均は昨年度から41円引き上げの1,002円でしたが、39円〜47円の引き上げで全国加重平均は昨年度から43円引き上げの1,004円となりました。
いくつか上げると、
Aランク(目安41円引き上げ)
・埼玉 1,028円(←987)
・千葉 1,026円(←984)目安から+1円
・東京 1,113円(←1072)
・神奈川 1,112円(←1071)
・愛知 1,027円(←986)
・大阪 1,064円(←1023)
Bランク(目安40円引き上げ)
・岐阜 950円(←910)
・静岡 984円(←944)
・三重 973円(←933)
・京都 1,008円(←968)
・兵庫 1,001円(←960)目安から+1円
Cランク(目安39円引き上げ)
・佐賀 900円(←853)目安から+8円
・青森、長崎、熊本 898円(←853)目安から+6円
・秋田、高知、宮崎、鹿児島 897円(←853)目安から+5円
・沖縄 896円(←853)目安から+4円
「九州や東北、中国地方で大幅な引き上げが目立ち、24県で中央最低賃金審議会(厚生労働相の諮問機関)が示した目安額を超えた。(中略)地方ほど人材の流出と人手不足が深刻で最低賃金を通じた賃上げの必要性が高まっている。」(日本経済新聞2023年8月18日)
改定額は10月1日から順次発効されます。賃金締切の途中で時給単価を変更するのは計算上面倒になりますので、例えば20日締めの会社なら9月21日の賃金から変更することになると思います。現在引き上げ後の最低賃金を下回っている場合は注意が必要です。
2023年09月03日
全ての都道府県で地域別最低賃金の答申がなされました
posted by あさ at 18:19| 賃金