2022年09月04日

令和4年度最低賃金−すべての都道府県で地域別最低賃金の答申がなされました

令和4年8月23日に、すべての都道府県で地域別最低賃金の答申がなされたことが厚生労働省から発表されました。
8月2日に公表された目安では30円〜31円の引き上げでしたが、昨今の物価上昇や大都市圏との差を勘案して30円〜33円の引き上げとなり、47都道府県のうち22道県が目安より1円〜3円引き上げました。全国加重平均は昨年の930円から961円となり、31円の引き上げは昭和53年度に目安制度が始まって以降で最高額です。

Aランク(目安30円引き上げ) 
*目安と同じ
東京都 
1,072←1,041
神奈川県 
1,071←1,040 
大阪府 
1,023←992
愛知県 
986←955
Bランク(目安31円引き上げ) 
*目安と同じ
静岡県 
944←913
三重県 
933←902  
Cランク(目安30円引き上げ)  
*目安と同じ
岐阜県 
910←880
Dランク(目安30円引き上げ)
*目安より3円引き上げ
沖縄県・高知県 
853←820
*目安より2円引き上げ
愛媛県・佐賀県・長崎県・熊本県・宮崎県・鹿児島県
853←821
*目安より1円引き上げ
青森県・秋田県
853←822

答申された改定額は、10月1日から10月中旬までの間に順次発効される予定ですので、10月分給与には注意が必要です。


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posted by あさ at 19:21| 賃金