入社して健康保険取得手続きをした人の健康保険証は、事業所に送られて来て、事業所からそれぞれの従業員に渡していますが、令和3年10月1日から、テレワークの普及等に対応した柔軟な事務手続を可能とするため、協会けんぽから直接従業員に送ることが可能になります。被扶養者の分も同様です。
「被保険者証の交付について、保険者が支障がないと認めるときは、保険者が被保険者に直接送付することができる」となっていますが、どのような場合が支障がないのか、どのような流れで行うのか、令和3年10月7日現在まだ協会けんぽHPに詳細は発表されていません。
なお健康保険組合でも同様に可能です。
従業員は、保険証はなるべく早く手元に欲しいと思います。テレワークで人事担当者も出社していないような会社だと、保険証が届いているか会社までわざわざ確認しに行っていたかもしれませんので、迅速に保険証を届けるには、直接送付は便利になると思います。郵便の未着等、今後起こりうるトラブルなどについては注視していく必要はあります。
コロナ禍のテレワークの普及等に伴い、捺印が必要だった多くの公的書類の押印が省略されるようになりました。社内の決済印を省略している会社もあると思います。
コロナ禍では今まで必要だと思っていたことが、本当に必要なのか、無駄ではないか、考えるきっかけになり、足踏みしていた変化が急速に進んでいるように感じます。
2021年10月07日
健康保険証 協会けんぽから従業員に直接交付可能に
posted by あさ at 17:25| 社会保険