2017年11月03日

知っていますか? 新卒採用に役立つ「ユースエール認定制度」

◆2018年卒業予定者の内定率は80%超
9月中旬に株式会社マイナビが公表した調査結果で、2018年卒業予定の大学生・大学院生の8月時点の内々定率は82.7%と、前年同月比で5.2ポイント上回りました。中でも、理系院生の内々定率は94.5%、理系男子で89.6%、理系女子で87.6%と、非常に高い結果となりました。
しかし、未内定者も含めて約3割が「就職活動を継続する」と回答しており、多くの企業が内定式を行う10月を過ぎた今も、就職活動を続けている学生がいます。

◆学生は「個人の生活と仕事を両立させたい」
株式会社ディスコが行った「大学生就職意識調査」の結果によれば、「楽しく働きたい」(29.7%)、「個人の生活と仕事を両立させたい」(26.2%)、「人のためになる仕事をしたい」(16.1%)と答えた学生が多く、特に「個人の生活と仕事を両立させたい」は、他の2つと異なり前年比でポイントを伸ばしています。
また、例年より大手志向の学生が多く、中小企業では予定採用数に達していないところが多くあると見られています。

◆中小企業のための「ユースエール認定制度」
この制度は、大手企業より不利とされる中小企業の採用活動を支援するため、2015年10月に施行された若者雇用促進法に基づき、若者の採用・育成に積極的で雇用管理の状況などが優良な中小企業を、国が認定するものです。
認定企業のメリットとして、(1)ハローワークで重点的にPRしてもらえる、(2)若者雇用促進総合サイトで紹介される、(3)認定企業限定の就職面接会に参加できる、(4)キャリアアップ助成金・人材開発支援助成金・トライアル雇用助成金の助成額がアップされる、(5)日本政策金融公庫の低利融資が受けられる、などがあります。

◆他企業との差別化に有効?
今年8月末時点の認定企業数は全国で232社とまだまだ少ないことから、今のうちに認定を受ければ、他社よりも「ワークライフバランス重視の企業」と学生に感じてもらえるかもしれません。ただし、認定を受けるには所定外労働時間数や有給取得率で一定の要件を満たしていること、人材育成の仕組みが整っていること等が求められます。
若手の採用や定着率アップに取り組みたいと考えている場合は、認定を受けることも検討してみてはいかがでしょうか?

★★★★★★★★★★★★

「ユースエール認定企業」(労働者数300人以下)の認定基準は、
◯直近3事業年度の
・新卒者などの正社員として就職した人の離職率が20%以下(採用者数が3人または4人の場合は、1人以下)
・男性労働者の育児休業等取得者が1人以上または女性労働者の育児休業等取得率が75%以上(取得対象者がいない場合は、育休制度が定められていれば可)
◯前事業年度の
・正社員の月平均所定外労働が20時間以下かつ、月平均法定時間外労働60時間以上の正社員が1人もいないこと
・正社員の有給休暇の取得率が平均70%以上または年間取得日数平均10日以上
などの要件を全て満たしていることが必要です。

ユースエール認定制度の詳しい説明は、
【ユースエール認定制度について】
 https://mhlw.lisaplusk.jp/jump.cgi?p=9&n=29

自社の雇用管理の状況を把握し、認定基準に満たない部分を明確にするためには、
【ユースエール認定到達度診断】
 https://mhlw.lisaplusk.jp/jump.cgi?p=8&n=29

中小零細企業では、無理と思うかもしれませんが、若年層の労働力人口が減少していく中、選ばれる企業になるためにも労働環境を整備することは、大変重要になっています。

posted by あさ at 20:55| 採用