令和5年度の労働保険年度更新申告の書類が労働局から会社に届いていますが、締切が7月10日と近づいてきました。
令和4年度の確定保険料は、昨年度の途中、令和4年10月に雇用保険料率が変更となったため算定方法が例年と異なっているので注意が必要です。
届いた書類の中に入っている「申告書の書き方」に説明がある通り、
・令和4年4月〜令和4年9月までの前半の賃金と令和4年10月〜令和5年3月までの後半の賃金をそれぞれ集計して、前半、後半それぞれで1000円未満の端数を切り捨てて保険料算定基礎額を算出します。
・保険料算定基礎額に前半の保険料率、後半の保険料率をそれぞれ掛けて確定保険料額を計算しますが、この時点では端数を切り捨てません。
・労災保険料率は変更はありませんが、同様に前半、後半の保険料算定基礎額に保険料率を掛けて確定保険料額を計算し、同じく端数を切り捨てません。
・前半、後半の確定保険料額を労災、雇用保険それぞれで合計し、この時点で1円未満の端数を切り捨てます。
・ただし、労災と雇用保険の保険料算定基礎額が同額の場合でそれぞれに1円未満の端数があり、合計した時に1円以上となる場合は、労災の確定保険料額の端数を切り上げます。
*厚生労働省から「令和 4年度 労働保険 確定保険料算定内訳」のエクセルシートが公開されています。
https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001076810.xlsx
半年ごとの賃金の集計、算出した確定保険料額の端数処理の方法など例年とかなり異なりますので、書き方を見て、間違いなく手続きを行ってください。
2023年06月29日
労働保険料申告の期限は7月10日です
posted by あさ at 11:50| 労働保険